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1泊2日、香嵐渓→馬籠宿→妻籠宿→奈良井宿(愛知県→岐阜県→長野県)

今回のコース

香嵐渓の紅葉が見頃とのことで、妻籠宿の「文化文政風俗絵巻之行列」の開催日に合わせて1泊2日でお出かけしました。

今回は山梨ではなく愛知、岐阜、長野の小旅行。

いつもと違う感じを味わった2日間でした。

香嵐渓は8年振りの2回目、馬籠・妻籠・奈良井は3回目。

1日目 香嵐渓と馬籠宿

香嵐渓の紅葉は別格。

和太鼓で言ったら山梨の日本航空高校の太鼓隊

人に感動を与えます。

雨が心配でしたが、天気が良くて良かった。

朝8時半に到着。

川沿いは日陰なので、まずは日が差している飯盛山に登りました。

香嵐渓
香嵐渓

この川沿いが香嵐渓、ライトアップされます。

香嵐渓

ライトアップまでは時間があるので、五平餅を食べたり。

五平餅は妻籠と奈良井でも食べました。

もちも味噌もすべて違います。

近場のお出かけは、食事はコンビニで済ませますが、遠出のお出かけは現地の食べ物か、スーパーのお惣菜コーナーで。

今回も塩尻のスーパー西友で買った「山賊焼き」は絶品でした。

五平もち

ライトアップまでは時間があるので、足助の古い町並みを散策したのですが、まだお昼。

ライトアップは前回見たので、今回はあきらめることにしました。

ホテルのチェックイン(15時)まで少し時間があるので、足助城まで。

車で10分、散策は30分。

足助城

足助城からの写真ですが、真ん中に見える山が飯盛山。

紅葉は頂上だけですね。

足助城から香嵐渓を望むことはできません。

飯盛山の頂上からも足助城が見えます。

足助城の紅葉も見頃でした。

足助城

ホテルにチェックイン後、馬籠宿へ。

今回ホテルは朝食のみのプラン、二人で12,000円。

全国旅行支援で4割引きなので、支払いは7,200円。

「ぎふ旅コイン」という電子クーポンが6,000円もらえて、実質二人で1,200円で宿泊。

このクーポンってホントいいシステムだと思います。

我々はケチケチ旅が常ですが、もらったクーポンは絶対に買い物や食事で使いますからね。

ただ夕方の馬籠宿はほとんどのお店が閉店となり、馬籠で食事という当ては、外れました。

宿場町のお店は早く閉店となります。

馬籠宿

結局、中津川という町まで行って、クーポンで食事をしたり買い物をしたりしました。

ホテル花更紗ですが、温水プールもある温浴施設が併設されていて、宿泊者の多くは食事付き温浴施設利用券付きみたいです。

なので、ホテルの大浴場と露天風呂をたった一人で使いました。

タイミングが良かっただけかもしれませんが。

温泉は自分史上最高の「ぬるっ」でした。

奥さんも気に入って、二人とも、朝も温泉に入りました。

朝食は部屋で弁当って聞いていたので、期待はしていなかったのですが、十分すぎる朝食でした。

ホテル花更紗

写真は部屋からですが、今流行のグランピングがあります。

お値段がすごいので、我々には縁がありませんが。

ホテル花更紗

2日目 雨の妻籠宿と奈良井宿

2日目は残念ながら雨。

妻籠宿の文化文政風俗絵巻之行列は、HPを見ても開催するかどうかわからないまま現地へ。

駐車場の方に聞くと、開催するとのこと。

思いもしない朗報でした。

妻籠宿

妻籠宿は数ある宿場町の中でも別格。

太鼓で言うなら山梨の。。。太鼓隊。。。

妻籠宿は、伝統的建造物を保存するファーストペンギンかな。

ファーストペンギンとは、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主とのこと。

行列で「かわら版」を配るのですが、その「かわら版」にも書いてあります。

瓦版

「売らない。貸さない。こわさない」

明治になって新たな道路と鉄道ができ、宿場町は衰退の一途へ。

何とかしたいとそこにあった古い建物を「売り」にしようと。

「売らない。貸さない。こわさない」は、大変なことだったと思います。

『妻籠宿は、実際に人が住み生活することで、地域特有の民が醸しだされ、テーマパークにはない情緒が生まれているのです。』(南木曾観光協会パンフレットより)

行列の出発は10時半。そのまえの記念撮影。

文化文政風俗絵巻之行列

コロナで2年やっていなくて、準備も相当大変だったんでしょうから、中止はなかなかできなかったのかと。

「文化文政風俗絵巻之行列」は今回3回目ですが、雨の行列が見られるなんて貴重でした。

雨でお客さんが少なかったのは残念でしたけど。

肝心の行列は、

赤い傘が小さく見えるのが、馬に乗った花嫁の傘です。

文化文政風俗絵巻之行列

雨の行列もなかなか良かった。

寒い雨、やってる人は大変だったと思います。

行列の後は、おやきに五平餅。

こちらはおやき専門店。

おやき

200円のおやきに漬物がついて、セルフサービスで暖かいほうじ茶がいただけます。

この日は記録的な寒さだったので、暖かいお茶がとてもありがたい。

若い外国のカップルにお茶のことを教えてあげるととても感謝されたんですが、妻籠宿に来るなんて渋すぎ、こっちがうれしくなりました。

妻籠宿はベッカム?

ファーストペンギン?

何度でも行きたくなる宿場町ですね。

今回初めて、脇本陣奥谷、歴史資料館、妻籠宿本陣の共通券を買って、行列が出発するまで見学していたのですが、ガイドの方の「囲炉裏と封建制度の話し」は面白かった。

南木曽町博物館全館共通券、おススメします。

妻籠宿

「別格」の妻籠宿を後にして、奈良井宿へ。

奈良井宿もかつては「奈良井千軒」と謳われるほど栄えた宿場町。

妻籠宿の倍くらい長いし、いいのか悪いのか、住人の車が停めてあったり、バスだって通ります。

奈良井宿
木曽の大橋

昔からあった橋ではなくて、平成3年にかけられた橋。木曽ひのきで作られています。

ここに無料の駐車場がありますよ。

いつもと違う感じ

いつもと違う感じを味わうのが旅ですが、今回初めて見た光景。

「中学生が自転車を押して歩く町」です。

香嵐渓へ向かう道。

道幅5mもない狭い道。

通学の中学生が、自転車を押しているのです。

それが一人ではなく何人も。

そのうちに今度は自転車に乗っている中学生。

横断歩道を渡ろうとしている「自転車を押して歩く中学生」を見て合点が。

学校への道の右側にある家の子は、横断歩道があるところまで、自転車を押して歩くのです。

自転車は車と同じ左側通行だから右側では乗れない。

そして、自転車を押して歩く歩行者は横断歩道を渡らなければならない。

不思議な感覚になりました。

いつもと違う感じ」です。

現在の日本ではないというか、異次元というか、パラレルワールドというか。。。

別の世界に迷い込んだような感覚に。。。

そのまま、古い時代へ思いを巡らせる旅へ。