はじめに
こんにちは。浩庵チームのピノです。
浩庵チームには、ピノよりもうまい人、速い人がいます。
速さでは、ピノは5番手くらいなんですかね~
ただ、ジャイブだけはそこそこできるようになったので、浩庵パイセンたちに教わったことを思い出しながら、記事を書きたいと思います。
ピノがウインド始めたころによく聞いたのが、「ジャイブ10年」とか「ジャイブは永遠のテーマ」とか。
確かにピノも、なんとなくジャイブができるようになるのに10年くらいはかかったかなあ。
独学だったし時間かかりました。
その後、浩庵チームに入り、パイセンたちから教わり、本当の正しい技術を習得しちゃいました。
なんとなくできると思っていたジャイブも、実は全然ダメ。自分が大きな勘違いをしていことを思い知りました。
ピノは断言します。
これからウインドサーフィンを始めようと思う方は、絶対に絶対に、スクールに入り、それから、チームに入ったほうがいいです!
浩庵のスクールで、7日目にして完プレした人がいたと聞きます。
「世界は7日間で作られた」
うらやましい。。。
浜で初心者の人が、友達の?うまい人の道具に乗ってセイルアップしているのを見かけることありますが、100%いじめです(笑)
初心者用の道具でさっさとウインドサーフィンの楽しさを味あわせてあげましょう。
そして、この沼から抜け出せないようにしてあげましょうね(笑)
教え方・教わり方って大事ですよね。話をジャイブに戻します。
ジャイブはできるけど、止まってしまう。。。
できるだけ楽にジャイブがしたい。。。
そんな方が、この記事を参考にしてくだされば、嬉しいです。
決して「レースに勝つためのジャイブ」とかではありませんよ。
楽して止まらない。
人生の目標と同じです!
あと、ピノとまったく同じジャイブをする必要はありません。参考にするだけです。誰かとまったく同じ人生ってないです。
誰もが皆、主人公~♪
ピノも浩庵チームW師匠のジャイブをずっと真似したのですが、まったく同じにはなりませんでした。もっと言うならピノのポート、スタボーのジャイブも違うんです。
細かいことは気にしないで、みんなで楽しくウインドをしましょう!
なお、画像はユーチューブ中山さん動画(2022.4.10 Part3 06:00頃のジャイブ)からお借りしました。中山さんには感謝しかありません。いつもありがとうございます!
そうですね、ジャイブ上達のためには、誰かに動画を撮ってもらうのをお勧めします。
本栖湖ファンビーチに来れば、運が良ければ中山さんに撮ってもらえるかも、ですね。
ジャイブ一連の動作
まず最初に、ジャイブ一連の動作を記します。
「止まらないジャイブ」といっても、一連の動作にそんな違いはないですね。。。
「マスト手を外に突き出す」ってのが「聞いてないよ~♪」かもしれません。
前半
- 下らせる
- ハーネスをはずす
- 後ろ足を板の内側に置き、内傾する
- マスト手を外に突き出す
後半
- 足を入れ替える
- セイルを返す
- ハーネスをかける
- ストラップに足を入れる
前半【解説】
それでは、ジャイブ一連の動作について、個別に解説をしていきます。
最初に、ジャイブ習得にあたりピノがずっと意識してきたこと、そして今も意識していることをお教えしますね。
全体を通して意識しているのは「マスト荷重とマスト手の動き」です。
たぶんそれが「止まらないジャイブ」にとって大切であることに間違いはありません。
「ジャイブとは、マスト荷重のことである」とは、ある哲学者の言葉です。
です(笑)
哲学者の言葉はまだ、あります。
「プレーニングは後ろ足のみ!ジャイブはマスト手のみ!」
「マスト荷重とマスト手の動き」これが「止まらないジャイブ」のコツかなあ。
①下らせる
- マスト手が逆手の人は順手に持ち替えておきます。
- ここでスピードがMaxとなるようにします。(画像はたぶん50km/hくらいかな)
- アンダーでもジャストでもオーバーでも必ず下らせます。なぜならここが、一番楽しいんだもん💛フラット本栖なんだから、ガンガン下らせましょう!
②ハーネスをはずす
- セイル手はそのままで、拡げたりはしません。スピードがあれば、セイルが開かされることはありません。
- ハーネスをはずしたら、セイル手をロックしたままベアします。マスト荷重を意識!
- ベアによるマスト荷重で、リフトしている板をマストあたりまで接水させます。
- ピノはいまだにこのハーネスを外すのが苦手なんです。永遠のテーマですね。意識しているのは、いかに板をフラットにし続けるか、です。
③後ろ足を板の内側に置き、内傾する
- スピードが出ているときほど、できるだけ板のはしっこに後ろ足を置きます。
- 板の芯に乗るイメージで内傾します。板の芯に乗るとは、体の軸が傾いた分だけ板を傾けるということです。いつもそれを意識することで、オーバーへの対応や面のギャップを吸収したりできると信じてます。
- ピノは艇庫まで原付バイクで行きますが、すべてのコーナーで、板の芯に乗るイメトレをしています(笑)ホントの話、意外といいイメトレです。バイクはハンドル操作で曲がるのではなく、体重移動で曲がります。コーナーで、イメージ通りにバイクを傾ける。重心はまったくブレない。そんなことをイメージしながらルンルン♪で本栖湖畔のコーナーを回っています(笑)
- マスト手を斜め前に突き出し、そのマスト手と体は一体とのイメージで、内傾していきます。
④マスト手を外に突き出す
- セイルが倒れたらすぐにマスト手を外に突き出していきます。ちなみに、このマスト手を外に突き出す動作、オーバーの時こそ意識しています。意識することで、ランニングで暴走とかなくなりますよ。
- 体は内傾したままマストは板に直角。ここがジャイブのピークです。前の③で浅く入ったレールがもっとも深く入るのもここ。ジャイブピークまで、セイル手をロックし続けます。
- レールプレッシャーをかけるのは前半の③と④だけですが、すでに、この画像で30km/hくらいまで失速しているかな。
- 基本的にはジャイブ前半はずっとセイル手ロックです。ただし、状況により、ランニング手前で真の風を追い越すことがあります。その時は、セイル手ロックというよりは、少し引き込んであげます。真の風と進行風の間にセイルを置きにいくイメージですね。
後半【解説】
①足を入れ替える
- 前足を抜き、後ろ足をマスト付近に置きます。注意しているのはノーズを上げないこと。
- 風の状況によりますが、板はフラットに戻します。風が弱いときは100%フラットに戻すし、そのタイミングも早いです。
②セイルを返す
- ここでもたもたしていると失速しますよ💛
- セイル返しの方法ですが、我々、還暦セイラーは「ブームtoブーム」一択のはず。マストを持ってのセイル返しは指への負担が大きい。個人の感想です(笑)
- マストがセイルを返せる位置まで来たら、「ブームtoブーム」によるセイル返し。マスト手を、するっと、マスト直近までスライドさせたら、ボクシングのフックパンチのように進行方向に突き出します。
- ベアを意識しながら、新たなセイル手(さっきまでのマスト手)でブームをつかんであげると自然とカムは帰ります。限りあるエネルギー(体力)を消耗しないように、うまくカムを返しましょう💛
③ハーネスをかける
- セイル返しに続いて板はフラットのまま、ベアしながらハーネスをかけます。
- 状況によりアンヒールもさせますが、基本フラットです。
- 我々、還暦セイラーにとって体力の消耗は、命にかかわります(笑)ストラップに足を入れる前にハーネスをかけましょう💛
④ストラップに足を入れる
- ハーネスをかけたら前足をストラップにいれます。
- 慌てないで、状況をみながら後ろ足をストラップにいれましょう。
まとめ
「止まらないジャイブ」について、ピノなりのコツをまとめます!
- 下らせてスピードをMaxにする。
- レールプレッシャーは前半(③と④)だけ、あとは基本、板フラット。
- ノーズを上げないため、ジャイブの間はベアによるマスト荷重をかけ続ける。
- セイルを開かない。(開いてしまいがちなのが。。。)
- ハーネスを外すとき
- 内傾する時
- マスト手を外に突き出すとき
- スムーズなセイル返し
- そのためのフックパンチ(これしてる人少ないかも)
- セイル返しで20km/h以上を維持できれば、「止まらないジャイブ」の完成です。(今回使った画像では25km/hくらいでしょう)
長々と解説しましたが、わからないことがありましたら、浜で声をかけてくださいね。
マスト手の動きについては、別の回でもう少し説明しますね。
この記事が皆さんのウインド上達の助けになれば何よりです。
それでは、みんなで楽しくウインドしましょう!